55周年のご挨拶
55th Anniversary greeting
  • 次世代へつなぐ、白紙の画用紙

    株式会社ダイワグループ
    前代表取締役社長
    髙野 光司
    KOJI TAKANO

    今から10年ちょっと前に、創業者である湯本 治男会長から「長く続く会社を作って欲しい」という話がありました。その時、私はダイワグループというホールディングスの会社を作ることによって、長生きできる会社にするということを約束しました。

    2010年にはホールディングス化を実現し、そこで力を入れてやっていく3本の柱に“経営”“人”“財務”を挙げました。特に、当時の財務状況はとても不安定なものでしたので、そこをなんとしてでも安定化させたいということでこれまで取り組んできました。“人”についても、ここ数年は新卒採用や独自の社内研修プログラムに力を入れていて、これからのダイワグループを担ってくれるであろう人材が順調に育ってきています。

    とりわけこの5年間については、次の世代へしっかりとバトンタッチができるような基盤を作るということに専念し、私の中では十分満足できるものができたかなと自負しています。白紙の画用紙は用意しました。あとは次の人たちが自由な絵を描いてくださいという状況です。

    ダイワグループの記念すべき55周年というタイミングで、私は65歳という節目の年を迎えます。これを機に次世代の人たちにしっかりと引き継ぎをしていきたいと考えています。この先、ダイワグループが100年企業に向けて、どのような“変体”を遂げていくのか非常に楽しみです。期待しています。

  • 100年企業を目指して

    株式会社ダイワグループ
    現CEO
    湯本 拓治
    TAKUJI YUMOTO

    私がダイワグループに入社したのが1998年。入社以来、各事業会社を見させていただき、様々な経験をいたしました。そして本年、ダイワグループは55周年を迎え、次の100周年を目指すにあたり新社長に就任をいたしました。これからもしっかりとした経営を続けていくこと、従業員を守っていくこと、利益を出して社会に還元をしていくこと。これこそが唯一、会社が存在する意義であり、企業の宿命なのだと考え、精一杯やっていきたいと思います。

    当社の強みといえば、圧倒的にディーラービジネスです。これに関してはしっかりとした人材も、ナレッジも培ってきているという側面はありますが、かたや自動車ディーラーがあと100年間、同じようなビジネスモデルでやっていけるかというと、必ずしもそうではないと考えています。そうなっていった時に、どのような形で企業として“変体”を遂げていくのか。そこが求められていると思います。

    ですから、今後100年は当然、企業として存続をしていく。それも二流、三流ではなく、一流の会社として存続をしていく。そのためには、自動車ディーラー業としても新たなイノベーションを起こしていって、ただ車を売る、直すだけのポジションではないものをお客様に提供していくのはもちろん、それ以外の事業体に関しても積極的に転換をしていきたいと考えています。そのプロセスを支えてくれる次世代の人材も育ってきています。
    100年企業を目指すダイワグループのこれからに、どうぞご期待ください。